日本銀行は2026年6月の金融政策決定会合で、政策金利を1%程度まで引き上げる追加利上げを決定した。約31年ぶりとなる水準である。これを受けて住宅ローンの変動金利も上昇局面に入っており、2026年7月時点では変動金利が0.9%以上という水準が過半を占めるようになっている。変動金利で住宅ローンを組んでいる人が、これからどう考えればいいかを整理する。
なぜ政策金利の引き上げが続いているのか
2024年7月のマイナス金利政策解除以降、日本銀行は段階的に政策金利を引き上げてきた。2026年6月には政策金利が1%程度まで引き上げられ、日銀は引き続き利上げスタンスを維持しているとみられており、年内にさらに1〜2回の利上げが見込まれるとの見方もある。
変動金利のローンを組んでいる人が確認したいこと
- 現在の返済額が、金利上昇後どこまで増える可能性があるか試算する
- 多くの銀行が採用する「5年ルール」「125%ルール」など、返済額の急激な増加を抑える仕組みの有無を確認する
- 家計に占める住宅ローン返済の割合が、上昇後も無理のない範囲に収まるか確認する
固定金利への借り換えは急いで判断しない
金利上昇局面では、固定金利への借り換えを検討したくなる。ただし、固定金利はすでに変動金利より高い水準で設定されていることが多く、借り換えには手数料もかかる。目先の不安だけで判断せず、今後の返済計画全体で比較検討したい。
まとめ:試算と情報収集を止めない
住宅ローンの変動金利は上昇局面にあり、今後もこの傾向が続く可能性がある。焦って借り換えを決めるのではなく、自分のローン契約における上昇時の仕組みを確認し、定期的に試算しながら判断することが大切だ。
出典:日本銀行の金融政策決定に関する報道等をもとに作成(2026年7月時点の情報)