クレジットカードを選ぶとき、ポイント還元率の高さだけを基準にしてしまうと、実際に使い始めてから「思ったよりお得ではなかった」と感じることがある。還元率以外にも確認しておきたい視点がいくつかある。
年会費との損益分岐点を計算する
還元率が高いカードほど、年会費がかかることも多い。還元率1.0%、年会費2,000円のカードであれば、年間20万円以上利用しなければ年会費分の元が取れない計算になる。自分の年間利用額が、その損益分岐点を超えているかを確認する必要がある。
ポイントの有効期限を見落とさない
還元率が高くても、ポイントに有効期限があり、使い切れずに失効してしまえば実質的な還元率は下がる。有効期限の長さや、失効しにくい使い方ができるかどうかも、還元率と合わせて確認したいポイントになる。
電子マネーチャージが対象外になることがある
年会費無料のカードの中には、電子マネーへのチャージがポイント加算の対象外になっているものもある。普段の支払い方法(電子マネー中心かカード直接決済中心か)によって、実際に貯まるポイント量は表示上の還元率と乖離することがある。
付帯保険・サービスとのバランス
年会費無料のカードは、旅行保険やショッピング保険などの付帯サービスが少ない、または利用限度額が低めに設定されていることがある。還元率だけでなく、自分が必要とする付帯サービスがあるかどうかも比較の対象にしたい。
比較の際のチェックリスト
- 年会費と自分の年間利用額から、損益分岐点を計算したか
- ポイントの有効期限と失効しやすさを確認したか
- 主な支払い方法(電子マネーか直接決済か)が還元対象になっているか
- 必要な付帯保険・サービスが含まれているか
まとめ:還元率は比較の入り口にすぎない
クレジットカード選びで還元率は分かりやすい比較軸だが、年会費との損益分岐点、ポイントの有効期限、電子マネー対象の有無、付帯サービスまで含めて確認しないと、表示上の還元率どおりの恩恵を受けられないことがある。1枚に絞るより、用途別に2〜3枚を使い分ける選び方も検討の余地がある。
出典: クレジットカード比較メディアによる選び方・注意点に関する解説記事(複数媒体を参照)