Claudeを使うたびに、会社の情報や過去のやり取りを毎回説明し直している場合、その手間だけで時間を取られていることが多い。Claude Projectsは、そうした前提情報をあらかじめ登録しておき、会話のたびに繰り返し説明する手間を減らすための機能である。

Projectsとは何か

Claude Projectsは、特定のテーマや業務ごとに、ナレッジ(参考資料)とカスタム指示、関連する会話をひとまとめにして管理できる機能である。すべてのClaudeユーザーが利用でき、無料アカウントでも一定数のプロジェクトを作成できるとされる。

ナレッジ:参考資料をまとめて読み込ませる

プロジェクトには、社内マニュアル、過去の提案書、スタイルガイドなどのファイルをアップロードしておける。有料プランでは、プロジェクトの知識量が一定の上限に近づくと、RAG(検索拡張生成)という仕組みが自動的に働き、扱える情報量を大きく拡張できるとされている。毎回ファイルを添付し直す代わりに、プロジェクトに資料をまとめておくだけで済む。

カスタム指示:プロジェクト単位で振る舞いを固定する

カスタム指示は、そのプロジェクト内の会話にだけ適用される指示であり、Claude全体に適用される個人設定とは別の階層にある。「です・ます調で書く」「提案は必ず3案出す」といった具体的な指示ほど効果を発揮しやすいとされ、「役に立つように」といった抽象的な指示だけでは効果が出にくい。

使い方の基本的な流れ

まとめ:まず1つの業務用プロジェクトを作ってみる

Claude Projectsは、前提情報を毎回説明する手間を減らし、特定の業務に特化した会話を続けやすくする機能である。すべての業務に一気に導入するのではなく、まずは繰り返し発生する1つの業務(資料作成や問い合わせ対応など)向けにプロジェクトを1つ作り、ナレッジとカスタム指示を試してみるところから始めたい。

出典: Anthropic公式ヘルプセンター「What are projects?」「How can I create and manage projects?」、Anthropic公式ブログ「Collaborate with Claude on Projects」