会議のたびに議事録を手作業でまとめている場合、その作業だけで毎回それなりの時間を取られていることが多い。無料枠のあるAIツールを組み合わせるだけでも、この作業の多くは自動化できると考えられる。
議事録作成の工程を分解する
議事録作成は、録音・文字起こし・要点の整理という3つの工程に分けられる。手作業で負担が大きいのは主に文字起こしと要点整理の部分であり、ここをAIに任せることで作業時間を大きく圧縮できる。
無料枠で使える代表的なツール
オンライン会議の録音・文字起こしに対応したツールには、月間の利用時間に上限を設けた無料プランを提供しているものがいくつかある。例えば、Nottaは毎月120分までの録音・文字起こしを無料で利用できるとされ、tl;dvは月10件までの会議記録・AIメモを無料で使えるとされている。無料枠の範囲内であれば、追加費用なしで基本的な自動化を試せる。
組み合わせ方の基本形
会議中はツールに録音・文字起こしを任せ、終了後にその文字起こしをChatGPTやClaudeなどの対話型AIに渡して要点を整理させる、という2段階の流れが基本形になる。文字起こしツール単体でも要約機能を持つものはあるが、対話型AIに渡すことで、社内向けフォーマットに合わせた整形もしやすくなる。
導入前に確認しておきたい点
- 会議の参加者に録音・自動文字起こしの利用を伝えているか
- 無料枠の上限(分数・件数)が自社の会議頻度に見合っているか
- 社外秘の内容を扱う会議で、外部ツールの利用が社内ルール上問題ないか
まとめ:まず1つの会議で試す
無料AIツールを組み合わせるだけでも、議事録作成の多くは自動化できる可能性がある。すべての会議に一気に導入するのではなく、まずは定例の1つの会議で試し、精度や運用のしやすさを確認してから広げる方が無理がない。
出典: 各AI議事録ツールの公式サイトによる無料プラン内容の記載(2026年時点の情報を参照)