「周りの子はもう持っている」という話を聞くと、まだ持たせていない家庭は焦りを感じやすい。ただし、平均的な年齢に合わせることよりも、なぜ必要かという理由から考える方が、後々の運用がしやすくなる。
平均的な所有開始年齢の目安
調査によると、子供が初めてスマートフォンを持つ平均年齢は10歳前後とされ、女子の方がやや低い傾向にあるという結果も報告されている。所有率で見ると、小学5年生で過半数、中学生になると8割以上が所有しているとされる。
持たせる理由は学年によって変わりやすい
低学年のうちは「緊急時に連絡が取れるように」「居場所を把握したい」という保護者側の理由が中心になりやすい。一方、学年が上がるにつれて、「子ども自身が欲しがった」「友達が持ち始めた」という、子ども起因の理由が増えていく傾向があるとされる。この傾向を知っておくと、「みんな持っているから」という要求にどう応じるかを、家庭の方針として事前に考えやすくなる。
年齢の目安より優先したい視点
- 何のために持たせるのか(連絡手段か、居場所把握か、本人の希望か)
- 利用時間やアプリのルールを、親子で話し合って決められる年齢か
- SNSやオンラインでのやり取りに関するリスクを、本人がある程度理解できるか
- 持たせた後、ルールを見直す機会を定期的に設けられるか
ルールは「持たせる前」に決めておく
持たせてから細かいルールを追加しようとすると、子どもの反発を招きやすい。利用時間、使ってよいアプリ、就寝時間の扱いなど、基本的なルールは持たせる前に親子で話し合い、合意した上でスタートする方が、後のトラブルを減らしやすいとされる。
まとめ:平均年齢は参考程度に留める
子供にスマホを持たせる平均年齢は10歳前後とされているが、この数字は判断基準というより参考情報として捉えたい。持たせる目的とルールを先に固め、その上で家庭ごとのタイミングを判断する方が、持たせた後の運用がしやすくなる。
出典: NTTドコモ モバイル社会研究所による子供のスマートフォン利用実態調査(複数年の調査結果を参照)