「AIに仕事を奪われるのでは」という不安の声を聞く機会が増えている。AI活用が転職市場に与える影響、今評価される人材とはで触れたように、市場全体としてはAI活用の浸透が採用基準を変えつつあるが、個人単位で見たときに「代替されやすい人」と「されにくい人」の違いはどこにあるのか。採用の現場で見えてきた傾向を整理する。

代替されやすい人に共通する傾向

AIに代替されやすいと感じるのは、業務内容を「手順」としてしか説明できない人である。マニュアル通りの作業を正確にこなす力は評価されるが、その作業が「なぜ必要か」「他にどんな方法があるか」を語れないと、AIに置き換え可能な業務として見られやすくなる。

代替されにくい人に共通する傾向

一方で、業務の背景にある目的や、状況に応じた判断の理由まで語れる人は、代替されにくいと感じる。同じ「資料作成」という業務でも、「何のために、誰に向けて作るか」を自分の言葉で説明できる人は、AIを使いこなす側として評価されやすい。

採用面接で見えてくる違い

まとめ:手順を語れる人より、理由を語れる人

AIに代替されやすいかどうかを分けているのは、専門性の高さそのものよりも、自分の仕事を「なぜそうするのか」まで語れるかどうかだと感じている。手順の実行力だけでなく、判断の理由を言語化する力が、これからの採用市場でより重視されていくと考えられる。

ハル所長

所長の見解

採用面接の中で、AI時代に評価されやすい人・されにくい人の違いを感じることがあります。同じ業務内容を説明してもらっても、手順の説明で終わる人と、なぜそのやり方を選んだのかまで話せる人とでは、印象が大きく変わります。後者のような人は、AIをどう使うかも自分で判断できる人だと感じることが多いです。