シャドーイングは、聞こえてくる音声を追いかけるように発音する学習法として知られているが、始めてすぐに効果を実感できず、数週間で挫折してしまう人も少なくない。やり方と継続の仕方を分けて考えると、続けやすくなる。
効果的な手順
シャドーイングは、いきなり音声を追いかけるのではなく、段階を踏むことで効果を出しやすくなるとされる。まず音声を集中して聴き、次にスクリプトを見ながら聞き取れなかった部分を確認し、その上で声に出して追いかける、という順番が基本になる。
最初から原速でやらない
ネイティブの発話速度にいきなり合わせようとすると、ついていけずに挫折しやすい。再生速度を落とした状態から始め、慣れてきたら徐々に原速に近づけていく方が、無理なく続けやすい。
自分の発話を録音して比較する
シャドーイングしている自分の声を録音し、元の音声と聞き比べることで、どこが聞き取れていないか、どこの発音が違うかが具体的に分かりやすくなる。録音を挟むひと手間が、効果を実感するスピードを左右すると考えられている。
続かない最大の理由は「効果を感じるまでが長い」こと
シャドーイングは、効果をはっきり感じられるまでに1年程度かかることもあるとされ、1〜2か月ではほとんど変化を実感できないのが普通だと言われる。この「効果を感じにくい期間」の長さを事前に知らないまま始めると、成果が出ていないと誤解して途中でやめてしまいやすい。
継続のための工夫
- 1回あたり15〜30分程度に区切り、長時間やろうとしない
- 教材は、興味を持てる内容か目的に合ったものを選ぶ
- 週1回でも録音を聞き返し、変化の有無を確認する
- 「効果が出るまで時間がかかる」ことを前提に、短期間での判断をしない
まとめ:手順と心構えの両方を整えてから始める
シャドーイングは、聞く→確認する→声に出す→録音して比較するという手順を踏むことで効果を出しやすくなる一方、効果を実感できるまでに時間がかかる学習法でもある。手順を守ることと、成果をすぐに求めすぎないことの両方が、続けるための鍵になる。
出典: 英語学習・シャドーイング解説メディアによる進め方・継続のコツに関する記事(複数媒体を参照)