「知育玩具」という言葉を目にすると、与えないと発達に差が出るのではないかと不安になることがある。実際にはどう考えればいいのか、月齢の低い時期を中心に整理する。
知育玩具そのものに一定の効果はあるとされる
パズルのように試行錯誤を伴う遊びを経験した子どもは、後の論理的思考や数の理解にポジティブな影響が見られたとする研究もある。知育玩具を使った遊びを通じて、自己表現やコミュニケーションの力が育まれるという指摘もされている。
ただし「親の関わり方」の方が重要だとされる
月齢が低い時期については、玩具そのものより、遊んでいるときの親の関わり方や声がけの方が発達への影響が大きいとする指摘が多い。大人が落ち着いた声で語りかけ、子どもの感情を言葉にして返すことが、自己制御力などの発達を支えるとされる。生後18か月頃までの乳児を対象にした研究では、歌いかけなどの関わりが、子ども・保護者・親子関係のそれぞれに良い影響を与えたことも示されている。
玩具は「手助けの道具」と捉える
遊びは、子どもが自分のペースで習得していくものであり、大人の手助けは押しつけがましくならない形が望ましいとされる。知育玩具は、それ自体が発達を保証するものではなく、親子で関わる時間を作るためのきっかけの一つと捉える方が実情に近い。高価な玩具を揃えることより、今ある玩具でどう関わるかの方が優先度は高いと考えられる。
玩具を選ぶ・使う際の視点
- 月齢に合った難易度になっているか(難しすぎても簡単すぎても興味を持ちにくい)
- 玩具を渡して終わりにせず、一緒に関わる時間を作れているか
- 声をかけながら遊ぶ習慣を、玩具の種類によらず持てているか
- 「必要かどうか」を、他の家庭との比較ではなく自分の子どもの反応で判断できているか
まとめ:玩具より先に、関わり方を大事にする
知育玩具には一定の効果があるとされるが、月齢が低いうちは玩具そのものより、遊びの中での親の関わり方や声がけの方が重要だと考えられている。玩具を揃えることに気を取られすぎず、まずは今ある玩具でどう関わるかを見直すところから始めたい。
出典: 乳幼児の発達と親の関わりに関する国内解説記事、こども家庭庁委託事業「幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なビジョン」関連調査資料(複数媒体を参照)
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所長の実験メモ
知育玩具、正直どれがいいのか、そもそも必要なのかも分かりませんでした。調べていく中で、月齢が低いうちは玩具そのものより、親の関わり方や声がけの方が大事らしいと知りました。それでも、気になる玩具はやっぱり気になります。