介護職は人手不足のイメージが先行し、体力的にきつい仕事だと敬遠されやすい。一方で、無資格・未経験からでも入職できる求人が多く、ブランクがあっても検討しやすいキャリアチェンジ先の一つでもある。
介護業界が置かれている状況
厚生労働省の推計では、2025年時点で介護人材が全国で約37.7万人不足する見通しが示されている。この構造的な人手不足を背景に、未経験者を受け入れる求人が一定数存在し続けていると考えられる。
「無資格でも始められる」の実際
多くの求人は無資格・未経験からの応募を受け付けているが、介護職員初任者研修を取得しているかどうかで、任せられる業務の幅や給与水準に差が出やすい。厚労省の調査では、無資格者の平均給与が月額約27万円であるのに対し、初任者研修修了者は約30万円という差が示されている。資格の有無は、入職後の待遇に直接影響してくる。
2024年からの制度変更に注意する
2024年4月以降、無資格のまま働き続けることが難しくなり、認知症介護基礎研修などの受講が段階的に求められるようになっている。転職を検討する際は、この制度変更を踏まえて資格取得の計画も合わせて確認しておきたい。
求人を比較する際に見ておきたい項目
- 施設形態(訪問系・入所系・通所系など)
- 資格取得支援制度の有無
- 研修・OJTの体制
- シフトや勤務時間の柔軟性
まとめ:資格取得を前提に、情報収集から始める
介護職は無資格・未経験からでも間口が広い分野だが、資格取得のタイミングや制度変更を把握してから動く方が、入職後のギャップを減らしやすい。まずは求人条件と資格取得支援の有無を比較するところから始めたい。
出典: 厚生労働省「2025年に向けた介護人材にかかる需給推計」、厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」
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